がん細胞

フロリダ州立大学およびロンドン大学の共同研究により、正常な細胞が異常な細胞との競争(cell competition)に勝利した後、細胞内シグナル伝達因子(細胞外からの情報を細胞内の必要な場所まで伝えていく分子)である JNK が活性化され細胞死(アポトーシス:細胞が自ら死を選択する現象)が導かれることにより、異常細胞を殺して組織を正常な方向へ修正する現象が犬の腎臓で発見されました。そして、その細胞戦争の重要な鍵となる要素が麻雀(Mahjong)と新しく名付けられた遺伝子であることも確認されました。がん細胞と周辺組織の間で起こる自然治癒作用が、ショウジョウバエだけでなく哺乳類の細胞においても存在することが見つかったことにより、ガンの治療に今までとは違う、全く新しい可能性が開かれたことになります。今後、この細胞同士の生存競争の鍵となる麻雀遺伝子の詳細が解明され、がん細胞に自殺を促す方法が見つかれば、抗ガン剤や放射線など、がん細胞だけでなく正常な細胞にもダメージを与える治療法が消えていく日もそう遠くないかも知れません。


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