最後の審判

誰でも死ぬのは怖いものです。では何故怖いのか。死んだら地獄に落ちるから?死後の世界は誰も知りません。知っていたら不安になりません。知らないから不安になる。でも、知らないものを怖がるのはおかしなことです。本当は 怖がる理由が 別にある のです。例えば、鬼山さんという人は怖い人だとします。鬼山さんを知っている人は怖いということを分かっています。でも、鬼山さんを知らないのに鬼山さんを怖がるのはおかしなことです。その前に何かがあるのです。それは、自分がなくなるのではないかという思いです。家族と別れるとか、名誉、財産、肉体など 持っているものを手放すことからくる不安、つまり 執着心 からくる 恐怖 です。死後の世界が怖いところだと知っていたら、「あそこは怖いから行くのは嫌だ」となりますが、知らないものをどうして怖いと思うのでしょうか。死後のことを執拗に考えるのは、日頃のストレスが生み出したノイローゼの状態で、一種の精神病です。我を忘れてその瞬間を楽しんでいる時に、心配や怖れはないのです。常に何かに怯えている人は、自分の事ばかり考えている人です。


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