ビタミン錠剤

ノーベル化学賞に輝いた生化学者の Linus Carl Pauling が40年前に必須栄養素の「大量投与」を促進して以来、世界の人々は 不足 ビタミンの補完に 専念 しています。今日、米国成人の約半分は1年あたり230億ドルの費用で何らかの形式の栄養補助食品を摂取しています。しかし、ビタミン錠剤にその価値があったのかと言えば、過去数年間に実施された多くのハイレベルな研究結果を見ると、錠剤形式でのビタミン摂取は、病気の予防または治療を助ける効果は期待出来なかったと言わざるを得ない状況です。例えば、16万1000人以上の高齢女性を8年間の総合ビタミン剤使用を追跡した結果、総合ビタミン剤が心臓病とある種の癌でリスクを下げるであろうことを示した以前の調査結果にもかかわらず、如何なるそのような効果は見つかりませんでした。つまり、自然食品の中に含まれる特定の物質を探し出してその効能を高めるために錠剤にしても意味がなく、含有される個別物質の単独効果ではなく、自然食品は種々の含有物質の 全体作用 で効果を発揮しているという事実が理解されていなかったのです。ここで、さらに重要なことは、特定の有効成分を濃縮し錠剤等にして服用した場合、体内では不自然な異物として認識され、余計な体力を使って体外に排出するプロセスが必要となります。ビタミン剤による健康被害の真の原因はここにあるのです。良質なビタミン剤とは、成分を個々に取り出した製品ではなく、特定ビタミンを多く含む自然食品そのものでなければならないのです。例えば、レモンのビタミンCを摂取する場合は、レモンの成分が全て含まれている、つまり レモン まるごとの錠剤を摂取することが理想です。そんな錠剤を見つけることは現時点では難しいですが、ビタミン錠剤の無意味さが明らかになりつつある最近の研究結果を考えれば、自然食品をまるごと錠剤化する新たな研究が始まっていることが期待できます。参考:Do Vitamins Really Work?


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